本当にあるの?医学部の『闇』圧迫面接について
- 2020.05.30
- 小論・面接対策
医学部の圧迫面接について
学校の受験は全ての生徒に平等であるべきだが、未だ根底には見えない差別や偏見が存在する。
これは大学の医学部でもそうだ。
学科試験は自分の学力が試されるため、基本的に格差が生じることは無い。
しかし、面接においては話が別で、地域や性別による差別や、経歴が影響して偏見を持たれることがあるのだ。
これは俗に「圧迫面接」と呼ばれている。
主に面接で出身校や年齢・浪人の有無、男女の違いなどを理由にネガティブな発言をされたり、何かしらの侮辱や差別的な扱いを受けることを指す。
だが、差別に対して厳しい現代では考えにくいことだろう。
本当に実在するのかと、疑問を感じる人もいるのではないだろうか?
圧迫面接は実際に存在する
確かに圧迫面接は一見ありえないように思えるだろう。
しかし、昔より減ったとはいえゼロではないのが実情だ。
現に圧迫面接は存在するし、実際に差別的な扱いを受けた受験生も少なくない。
ただ、現役生は圧迫面接を受けるケースがまれだ。
大学側も現役生を優先的に取りたいため、圧迫面接のせいで辞退が増えても困るし、現役生の口から悪い噂が流れるのも避けたい事情があるのだろう。
一方で多浪生や再受験生は圧迫面接を受ける可能性がある。
面接で嫌味とも取れる質問をされることも珍しくないだろう。
もちろん絶対に受けるとは限らないが、少なからず可能性がある点に注意してほしい。
もし浪人した人や、その大学を再受験する人は、圧迫面接を受けることも頭の隅に入れておこう。
圧迫面接を行なっている可能性がある大学
最も肝心なことだが、どの大学が圧迫面接を行っているのか?そのような疑問が浮かぶ人も少なくないだろう。
これはあくまでも噂レベルでしかないが、以下は注意するべき大学とされている。
- 群馬大学
- 千葉大学
- 滋賀医科大学
- 徳島大学
- 宮崎大学
以上の5校は、ネット上で様々な噂が流れている大学だ。
中には合格点を超えているのに不合格だった、面接の評価だけ低くて落ちたという報告もある。
もちろん報告がフェイクの可能性も捨てきれないが、逆に面接の段階で選別していたり、何らかの圧力を受けているおそれがある。
また、下記大学も注意が必要だ。
- 秋田大学
- 福島県立医科大学
- 筑波大学
- 浜松医科大学
- 愛媛大学
これらは再受験に対して非常に厳しい大学と言われている。
一度落ちたら再受験しても落ちる可能性が高い。
圧迫面接されることも考えられるため、浪人生の人や再受験する人は気を付けてほしい。
そのような大学を避けて受験するしか対策法はない
このように、圧迫面接を行っていると噂される大学や、再受験に厳しいとされる大学も中にはある。
上記大学が100%クロとは断言できないが、何らかの選別を行っている可能性を否定するのも難しいのが実情だ。
もし圧迫面接を避け、フェアに評価してもらいたいなら、上記のような大学は避けるべきだろう。
逆に再受験に寛容な大学を選んだほうが良い。
例えば下記の大学は浪人生や再受験に対して寛容とされる。
- 山梨大学
- 東京大学
- 富山大学
- 岐阜大学
- 名古屋大学
- 大阪大学
- 岡山大学
- 香川大学
- 九州大学
公正な評価を受けたい人は、これらの大学を受験してみてはいかがだろうか。
大学によって再受験に対しての寛容度は異なるため、一度調べてみるのも良いだろう。
特に多浪生はチェックしてから大学を選ぶことをおすすめしたい。
残念だが、差別に厳しい現代でも圧迫面接は存在する。
今後は減っていく可能性もあるが、いつ無くなるかは誰にも分からない。
だからこそ、受験する大学は慎重に選ぶべきだ。
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