Column

9. 4ウェイ


4つの独立した別々の仕事を同時にこなすのが意味でしょうが、
まず、無理!
2つ以上のことさえ同時にできないのが普通。
ながら勉強というのがありますが、実態は交互に仕事をこなしています。

まれに達人がおり、見事に同時にこなす人もいます。
さてこのような人に注目です。

思考回路がなにか違います。

何かを意識しながら何かをやっているでしょうか?

「何を考えていますか?」「何を意識しますか?」はよく頂く質問ですが、
いつも答えがありません。
気がついたら音は出ている、表現しているのです。

「これを意識するように」というアドバイスは実際の音楽にとっては、
意識する自分と、体に動きの指令を出す自分、が必要になります。
2ウェイ追加です。
譜面を読みながら、1ウェイ追加
ヴォーカルパート、コーラスパートを歌いながら、1ウェイ追加

・・・耐えられますか?

一生懸命がんばってやっているでしょうか?

「一生懸命がんばる」という事は良い言葉ですが、
音楽、表現にとっては要注意です。
「一生懸命がんばって!」やっていると、
その人が「一生懸命がんばってやっている!」
ということだけが人に伝わります。
・・・残念ながら・・・

集中しているでしょうか?

固執のことを集中だと思う方が多い気がします。
音楽を聴くとき特定の楽器しか聴かないのと同じ。
大体ピアニストはピアノの音しか聴いていません。(失礼)
ドラマーはどうでしょう。

ジャズのジョークで
ベースソロは静かになるから人と話ができる時間、
ドラムソロはうるさいからトイレに行ってよい時間、
という冗談もあります。
CDでは長いドラムソロがあったら早送りする人も多いのではないかと・・・

ソロ楽器だけは聴いている人もいますね、
いろんな人を聴けるという言い分でしょうが、
これも固執を常に移動しているだけで、
全体を見ていないということです。

良い集中は、すべての音がまんべんなく聴こえ、
自分の周りの状況もすべて受け入れている状態。
リラックスのことを言います。

それよりもなんだか楽しそうに見えます。

ガムを噛みながらで1ウェイ追加。
ハイハットをクローズにするためだけの左足は立派な1ウェイ?

反復動作でただ刻んでいるだけの右手は1ウェイですが、
そう感じなくてもすみますよね。

リニアドラミングは1ウェイという考え方もあります。
同時にこなしているものがひとつも無いですから。
ボイスパーカッション、ヒューマンビートボックス系を
見てみればさらに納得。
というかあまりのすごさい打ちのめされます。

ラテンドラミングはある意味究極的であります。
楽器それぞれの歌い方、なまり方、まえのめり、もたりなどが違いますから、
2ウェイですらたいへんです。が。
耳で覚えれば大変でも何でもありません。

私の芸のひとつに、左足クラーベ右足トゥンバオの上に、
右手左手は関係のないテンポのテイクファイブのパターン、
しかもだんだん速くしたり、遅くしたり、というのがありますが。
この場合、結果超上級4ウェイですが、考え方は上半身チームと下半身チームの2ウェイです。

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